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2011年04月 アーカイブ

古典園芸植物たち2

染色体地図というものは、遺伝学の本には必ず登場するショウジョウバエで最初につくられたが、その後にも動物では例がない。

植物ではトウモロコシ、オオムギ、イネでつくりあげられたが、コムギではまだできていない。

コムギは染色体地図は一二対もあるので、まだその全部がわからないといった状態である。

ペンタキープがつかえる花卉類ではアサガオ以外には、染色体地図はない。

アサガオだけでできたわけは、萩原博士の努力の結果でもあるが、それをつくるのに用いる適当な遺伝子が、江戸時代に発見され、困難であるにもかかわらず、よく保存されてきたからである。

萩原博士のアサガオの染色体地図をみると、八重咲きとなる「牡丹」の遺伝子は第W染色体の上にあって、劣性のマーカー・ジーン(標識遺伝子)となっている。

ワイン産業とブドウ栽培

一七八〇年、医学生のF・G・フォーデルがラテン語の博士論文「リクウィルのブドウ栽培について」を著しています。
パリ帰りの医学・植物学教授J・R・スピエルマンの薫陶よろしきを得てまとめ上げたこれは、リクウィルと周辺地域の土質をとり上げ、当時そこで栽培されていた二〇種あまりのブドウ苗と土壌および気候条件との関連を、初めて科学的に分析した画期的な学位論文でありました。
さらに、革命暦八年の一八〇〇年には、ランドゥ生まれのイトコ同士で、ともにストラスブール大学の医学生だったF・ポーリとH・0・マルゾルフの学位論文が、同大学の医学部に相次いで提出されています。
「内服薬とみなされる素朴な水に関する論文」(ポーリ)、「ワインの医学的徳性についての論文」(マルゾルフ)がそれです。
題名からも分かるように、いずれもブドウ栽培に直接関わるものではなかったが、両者は革命を機に一挙に高まったワイン罪禍論に真っ向から立ち向かい、ワインの薬効を唱えることで結果的にアルザスのワイン産業とブドウ栽培を擁護したのです。
古くから人々に親しまれているワインを、今では通販でワインを買えるのですから、なんだか時代の移り変わりと、ワインの普遍性に感慨深くなります。

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