「知られること」の意味 7
(2)「協働の」あるいは「力を合わせて」という意味。
用例「社会的というのは、いかなる条件のもとであれ、いかなる様式においてであれ、またいかなる目的のためであれ、ともかく、複数の諸個人の協働ということの謂いである」。
用例「どんな事情のもとでも、結合労働日の独自な生産力は、労働の社会的生産力あるいは社会的労働の生産力なのである。この生産力は協業そのものから生ずる」。
しかし別のところでは、「『社会性〔社会的たること〕』の基準は、それぞれの生産様式に特有の諸関係の本性から借りてこられるべきであって、それとは無縁な諸観念から借りてこられるべきではない」という言い方もしているので、注意を要します。
後者は生産様式の違いによる種差に留意せよといっているのに対し、前者はその必要はないといっているからです。
したがって、
(3)「当該社会に特有の」という意味。
「特殊社会的な形態」というふうに特殊性が明示されることもあります。
マルクス文献にひんぱんに出てくる「社会的(諸)関係」「社会的性格」という言い回しにおける「社会的」は大概この意味を含んでいます。